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2012年9月29日土曜日

留学生活振り返り(Financial Statistics)

はじめに

おはようございます。当ブログにアクセス頂き、ありがとうございます。
統計には前から興味のあった、たなけんです。
本エントリでは、留学中に学んだ統計学について記載します。

学んだこと

確率、分散など統計の基礎となる数学から、t検定、χ二乗検定、回帰分析、重回帰分析といった統計手法を学びました。これまでも概念は理解していたのですが、実際に演習で手を動かしたことによって、統計手法を『理解している』から『使える』レベルに引き上げることが出来たと思います。
他の科目でも、統計知識が求められることも多く(学術誌の結果を解釈する際など)、この科目から学んだことは、その後の授業でも非常に役立ちました。

思い出

他の学科の生徒も取得する、共通系科目だったため、200席程ある映画館の様な教室(実際に夜は映画を上映していました)での授業でした。講師は、同年代あるいはやや年下ではないかと思われる、若い男性だったのですが、100人以上の学生を前に、非常に堂々と講義を進めていました。優秀な人間は年齢に関係なく、選抜されて登用されるのだということを印象付けられた講義でした。

授業タイトル一覧


  • Introduction
  • Descriptive statistics
  • Probability
  • Random variables
  • Continuous probability ad distributions
  • Sampling and sampling distributions
  • Estimation
  • Hypothesis testing
  • The comparison of two populations
  • Analysis of variance
  • Chi-squared test
  • Simple liner regression and correlation
  • Multiple regression


今回の作業は以上。最後までお読み頂き、ありがとうございました。
たなけん(作業時間15分)

2012年9月28日金曜日

留学生活振り返り(Electronic Commerce for Managers)

はじめに

おはようございます。当ブログにアクセス頂き、ありがとうございます。
留学前は、ソフトウェアエンジニアをしていた、たなけんです。
本エントリでは、留学中に学んだITの授業について記載します。

学んだこと

授業は下記の3つの要素から構成されていました。
基本的なITシステムの概念(入力、処理、出力)
個別のシステムの説明(Eコマース、SNS、ナレッジマネジメント、ERP、BIなど)
システム導入(セキュリティ、設計、見積もり、プロジェクトマネジメント)
授業名はElectronic Commerce for Managersですが、ECに特に特化しておらず、業務にITシステムを取り入れる際に必要となる知識全般をカバーしている内容でした。
システムの種類が体系的に分類され、それぞれに事例が紹介されたため、既知の知識を再構成することが出来ました。

思い出

事例についてディスカッションが思い出深いです。システムについての知識は他の学生よりもあったので、ディスカッションの中で言いたいことはたくさんありました。しかし、語学力がついていかず、上手く説明出来ないもどかしさに苦しんだことはいまでもはっきりと覚えています。
その時を知るクラスメイトからは『この1年で健太は英語話すの上手になったよね。あの時は何を言っているか95%分からなかったよ。』と言われたりもします。下手なりにも一生懸命話したことから、クラスメイトと仲良くなるきっかけにもなった、そんな授業でした。
最近は英語での議論にも慣れて来ましたが、英語が上手く話せるようになったというよりも、自分のアイデアを簡略化して表現することに慣れたのだと思います。(日本ではA->B->C->Dの順と話していた事をD->Aと結論から先に述べて、簡単な説明でとりあえず済ますイメージ。相手が理解していなければ、さらに質問してくるので、そのタイミングでB、Cの内容は話す。)

授業タイトル一覧

Introduction
Information systems concepts and overview
Managing data and knowledge
Electronic business, E-Commerce and M-Commerce
Communications and social networks
Enterprise and inter-organizational systems
Business intelligence and managing decisions
Risks and security
Design and acquisition
The economics of IT
Information system ethics and impacts

今回の作業は以上。最後までお読み頂き、ありがとうございました。
たなけん(作業時間15分)

留学生活振り返り(Financial Statements and Reporting)

はじめに

おはようございます。当ブログにアクセス頂き、ありがとうございます。
複式簿記はわりと得意な、たなけんです。
本エントリでは、留学中に学んだ財務会計について記載します。

学んだこと

財務会計全般をカバーする内容の濃い科目でした。
複式簿記の付け方、そして簿記のデータから損益計算書、貸借対照表およびキャッシュフロー報告書といった財務諸表の作成まで、この授業で叩き込まれました。
会計を学ぶ上で、避けては通れない概念を体得することが出来たと思います。

思い出

とにかく試験が厳しく、『○月○日誰それから材料をつけで購入』などの取引の説明文が60項目あり、それをまず複式簿記で記録、そこから総勘定元帳へ転記し財務諸表を作成するものでした。試験時間も短く、生徒はマシーン状態でひたすら書き続け、計算し続ける、非常に緊張感のある試験でした。
教授によると公認会計士試験より難しくしたとのことでした。教授は『ANUはオーストラリアのトップ校なのだから一般の試験(公認会計士試験)より難しくて当然』仰っていました。オーストラリアの公認会計士の試験は日本ほどは難しくない(学部か大学院で会計を専攻していないと受験出来ないが、合格率は高い)とは言え、厳しかったです。
後日談となりますが、例年と難易度が異なり過ぎた為に生徒からのクレームも多く、その教授は翌年ANUを去ることとなりました。
履修が大変な科目でしたが、結果として、取引内容を見れば即座に、『これは貸方○○で借方××、結果として貸借対照表の負債が増える』と回答できるようになり、会計の感覚を体に染み付けるという意味では有意義な科目でした。

授業のタイトル一覧(1授業で平均2トピック履修)


  • Introduction
  • Financial statements for decision making
  • The accounting equation
  • The basics of double entry accounting
  • Journal entries
  • General ledgers
  • Accounting for GST
  • Adjusting entries
  • Completion of the accounting cycle
  • Accounting for retailing
  • Accounting for inventory
  • Accounting systems
  • Control accounts
  • Accounting for partnerships
  • Accounting for companies
  • Analysis & interpretations of financial statements
  • Cash management
  • Accounting for receivables
  • Accounting for non current assets
  • Regulation and the conceptual framework
  • Accounting for liabilities
  • Presentation of financial statements
  • Preparing the statements of cash flows

本日の作業は以上。最後までお読み頂き、ありがとうございました。
たなけん(作業時間15分)

2012年9月5日水曜日

留学生活振り返り(概要)

はじめに

おはようございます。当ブログにアクセス頂き、ありがとうございます。
奥さんの努力のおかげで、少しずつ体重が減少しつつある、たなけんです。
本エントリでは、留学生活の振り返りとして、学んだ事やキャンベラでの生活について記載します。(書いている時点では、まだ卒業していませんが。。。)
1エントリにまとめるのは難しいので、今回は概要のみ記載したいと思います。

概要

2010年6月にオーストラリアはキャンベラにあるThe Australian National University(通称ANU)に入学し、主に英語、会計そしてマネジメントについて勉強してきました。
留学した動機は、

  • ビジネス面でも専門と言える強みを持ちたい(エンジニアとして働いていましたが、会社自体はITコンサルと呼ばれる業種だったので。。。)
  • エンジニアを続ける上でも英語が出来るようになっておきたい

というものでした。
半年間語学コースで英語を学んだ後、大学院会計学科にて主に会計を、そして選択科目でMBAコースの授業を取得しました。時系列で振り返ると以下のようになります。

2010年6月〜11月(語学コース)

英語(Reading, Writing, Listening, Speaking)

2010年11月〜2011年2月(夏休み)

バイトおよび3度目、4度目の引っ越し
スラムダンクやバガボンドが図書館に置いてあったので、英語の勉強と称して漫画を読みふけっていました。

2011年2月〜11月(大学院一年目)

1年目は学部共通の授業が多かったです。

前期
Financial Statements and Reporting (共通)
Commercial Law (共通)
Electronic Commerce for Managers (共通)
Financial Statistics (共通)

後期
Management Accounting and Cost Analysis (会計)
Business Association Law (会計)
Managing the Global Supply Chain (MBA)
Financial Markets and Systems (共通)


2011年11月〜2012年2月(夏休み)

シドニーのホテル(Sheraton on the park)の財務会計部にてインターンシップ

2012年2月〜11月(大学院一年目)

1年目は会計の必須科目とMBAの授業が多かったです。

前期
Contemporary Issues in Accounting (会計)
Taxation Law (会計)
Corporate Accounting (会計)
Organisational Behaviour (MBA)

後期

Business Economics (共通)
Auditing and Assurance Services (会計)
Corporate Strategy (MBA)
A Management Framework For Business Projects (MBA)

所感

こうして振り返ってみると、なかなか考えられたカリキュラムですね。
共通科目では会計、法律、統計、財務、経済の基礎を学び、
会計専門科目では、より深く会計と法律について学びました。
MBAの授業は、様々な切り口でビジネスを理論的および実践的に理解することができたと思います。
留学で学んだことの棚卸しとして、各授業の概略を今後振り返ってみようとおもいます。
興味のある方は是非、ご一読下さい。

今回の作業は以上。最後までお読み頂き、ありがとうございました。
たなけん(作業時間15分)